国内で初めて地下に液化石油ガス=LPガスを備蓄する国家備蓄基地が、倉敷市水島地区に完成しました。
備蓄基地は、JX日鉱日石エネルギー水島製油所の地下に整備されました。地下165メートルから189メートルの岩盤内にトンネル状の空洞を造り、周りの地下水圧により常温のLPガスを封じ込める国内初の「方式」を採用しています。貯蔵能力は、40万トン。これは一つの貯槽としては、世界最大規模となっていて地下での貯蔵は、災害時の安全性の高さでも期待されています。
【インタビュー】
経済産業省資源エネルギー庁 安藤久佳資源・燃料部長
この事業は、石油天然ガス・金属鉱物資源機構が、経済産業省の委託を受けて平成13年から埋め立て工事に着工しました。緊急時でも安定的にLPガスを確保することを目的に、水島のほか、石川県や愛媛県など全国5ヵ所に建設されました。




