35年の長きに渡って活躍した水島海上保安部の消防船「すいりゅう」の引退に伴い解役式が行われ、新しく配属される巡視艇「りゅうおう」がお披露目されました。
「すいりゅう」の解役式には、乗組員などの関係者が出席しました。これまでの航海距離は、地球6.3周、およそ25万キロで、多くの事件・事故に出動してきました。式では、乗組員たちが、役目を終えた「すいりゅう」に掲げられた国旗と海上保安庁の旗を降ろし、船の番号を塗りつぶして消しました。その後、新しく配属された巡視艇「りゅうおう」がお披露目されました。徳山海上保安部から配属された「りゅうおう」は、全長37メートル。
速力は、25ノットで、一般的な消防ポンプ車8台分の放水能力を持っています。また、操縦室では、放水銃の放水方向や距離などをコンピューターで自動調節できるなど消防機能が強化されています。
【インタビュー】水島海上保安部 今井丈二部長
りゅうおうの配属により、水島海上保安部に所属する巡視艇は、4隻となります。




