倉敷に春を呼ぶ倉敷八十八箇所霊場巡りが行われ、東日本大震災の二周忌にあたり、被災地復興も祈願しました。
「倉敷八十八箇所霊場会」の札所巡りは、毎年、春と秋の2回行われる倉敷の風物詩として親しまれています。今回も、倉敷市内外から約130人が参加しました。倉敷市街地の中心部に点在する倉敷八十八箇所霊場は、江戸時代後期に四国霊場に倣って整備されたものです。参加者は、春の気配を感じながら、倉敷市阿知の観龍寺を拠点に鶴形山、向山をめぐる約8キロの遍路道を歩きました。白衣に輪袈裟という遍路姿に交じってトレッキングシューズにリュックサックを背負ったウォーキングスタイルも見られました。山あり、町ありと変化に富んだ遍路道を歩きながら、巡礼者は、一つひとつの札所に立ち止まっては、静かに手を合わせ震災復興への祈りも込めていました。次回の倉敷八十八箇所霊場巡りは、11月に行われる予定です。【インタビュー】倉敷八十八カ所霊場会事務局千田幸子さん




