倉敷平成病院を運営する全仁会グループが今年2月に倉敷市白楽町にオープンさせた複合型介護施設ピースガーデン倉敷で認知症について理解を深める初の公開講座が開かれました。
ピースガーデン倉敷はデイケア、ショートステイ、老健施設、グループホームと4つの機能を持った複合型施設です。公開講座は身近な医療について市民に関心を高めてもらうため定期的に行うことにしており、初回は認知症について講演が行われました。講師は倉敷平成病院認知症疾患医療センターの涌谷陽介さんが勤めました。認知症は65歳以上の10人に1人の割合で発症しており、脳の衰えにより、記憶があやふやになり、日々の生活に支障をきたす症状の総称です。
様々な種類の認知症があり、中には治るタイプもあれば、進行を緩やかにしたり、防いだりと治療が可能な症状と言われています。涌谷さんは脳を守る3つの要素として▽しっかり栄養をとる▽しっかり運動する▽しっかり交流することを挙げ自ら楽しい生活を送ることが大切だと話しました。全仁会では3月2日にもニンテンドーDS用ソフト「脳トレ」でおなじみの東北大学未来科学技術共同研究センターの川島隆太教授を招き、講演会を開くことにしています。




