幕末期に活躍した備中松山藩の陽明学者山田方谷のNHK大河ドラマ化を目指す「方谷さんを広める倉敷の会」は署名活動や勉強会を開きました。
山田方谷は、幕末期、莫大な借金を抱える備中松山藩の財政を立て直した人物です。「方谷さんを広める倉敷の会」などはJR倉敷駅前で山田方谷のNHK大河ドラマ化実現を求めて署名活動を行いました。署名活動は全国に11ある顕彰団体でつくる実行委員会が取り組む「全国100万人署名運動」の一環で行われています。「郷土の偉人山田方谷を大河ドラマに登場させましょう」と駅の利用者へ呼びかけました。
【インタビュー】◆ 方谷さんを広める倉敷の会 高田一 会長
1時間半でおよそ千人分の署名が集まりました。署名運動は今後も続け、随時NHKに提出して2015年放映を目標にアピールしていきます。
また、この日は、いまの倉敷市中島で生まれた偉人、山田方谷の一番弟子である三島中洲について学ぶ勉強会も開かれました。勉強会にはおよそ30人が参加。倉敷の郷土史研究をしている三宅昭三さんが講演しました。幕末の陽明学者である山田方谷から教えを受けた三島中洲のエピソードなどを交えて話しました。
参加者は郷土の歴史を興味深そうに聞いていました。「方谷さんを広める倉敷の会」では春ごろに山田方谷の二番弟子で倉敷市玉島の川田甕江について学ぶ勉強会を開き多くの市民に郷土の歴史に関心を持ってもらう考えです。




