タブレット型パソコン「iPad(アイパッド)」を、障がいのある人にも使えるようにしたケースを、倉敷芸術科学大学と倉敷市内の福祉サービス会社が共同研究しています。その実用化を目指して、福祉関係者を前にしたプレゼンテーションが行われました。
「iPad」ケースの研究に取り組んでいるのは、倉敷芸術科学大学デザイン学科の3年生7人です。倉敷市茶屋町の福祉サービス会社・ハートスイッチの提案を受けて、去年9月からプロジェクトを進めてきました。学生たちは、専用のグローブを使って片手で取り出せるケースや、肩掛けのバッグと一体化させたおしゃれなデザインのものなどを発表。ユニークな発想に、参加した介護事業所の関係者も高い関心を示していました。プレゼンテーション終了後には、福祉現場の視点からアドバイスして、学生たちも開発のヒントを得ていたようです。ハートスイッチの二神雅一代表は「実用化できそうなものもあった。これからも協力して取り組みたい」と話していました。




