岡山県伝統的工芸品に指定されている「倉敷はりこ」の工房で、来年の干支・ヘビをかたどった張り子作りが、ピークを迎えています。
「倉敷張り子」を手掛ける生水洋次さんの工房です。来年の干支・ヘビの張り子づくりは、7月から始まっていて、今がピークです。高さ8cm、直径6cmのヘビは、 怖い、気持ち悪いという印象を和らげるため、かわいらしい表情に仕上げました。金色のうろこは竹をイメージしていて、新年の祝賀ムードを演出しています。和紙を丁寧に重ねて形作った張り子に、水性絵の具を使って一つひとつ丁寧に模様が描かれていきます。生水さんは、140年以上の歴史を誇る「倉敷はりこ」の5代目。この道35年の技は、張り子に新たな生命(いのち)を吹き込んでいるかのようです。干支の張り子は、700個つくる予定で、作業は年末いっぱい続きます。




