双子や三つ子などの家庭の子育て支援に役立ててもらおうと、子育て支援者対象のスキルアップ研修が行われました。
研修には、総社市内外で子育て支援を行っている人たちや、保健師など12人が参加しました。講師を務めたのは、同志社女子大学の助教授で、双子や三つ子などの「多胎児」の育て方について研究を進めている越智祐子さんです。越智さんは、「多胎児の場合は、単胎児に比べ妊娠時の吐き気やむくみ、産後の筋力や体力の低下などが激しい場合が多い」と話し、子育て支援者として、多胎児家庭特有の悩みをまず、理解することが大切と伝えました。理解した上で、子育ての相談に乗ることや、また、悩みを共有できるように多胎児を持つ母親同士が出会える場を提供することも勧めました。この研修会は、双子や三つ子の子育てについて、全国各地で講演を行っている「日本多胎支援協会」の主催で開かれました。訪れた人たちは、今後の子育て支援に役立てようと、メモをとるなどして、熱心に話を聞いていました。




