倉敷市連島町の真言宗のお寺・宝島寺で明治の象徴派詩人「薄田泣菫」の詩を箏の演奏で聴く会が開かれました。
「泣菫の詩を筝曲で聴く会」は、1877年に倉敷市連島町に生まれた明治の詩人・薄田泣菫の生誕135年を記念して薄田泣菫顕彰会が開いたものです。約60人が参加した演奏会では、京極流筝曲第3代宗家の和田一久さんを奏者に迎えました。京極流筝曲は、明治時代に鈴木鼓村が創始した箏の流派です。薄田泣菫と親交のあった鈴木 鼓村は、泣菫の詩に曲をつけた弾き歌い作品を残しています。演奏会では、大原女、花賈女など泣菫の詩を抒情的な箏の音色で表現した筝曲が披露され、訪れた人々は明治の浪漫主義の世界を堪能していました。




