玉野市内の商工関係者などが特産化を目指して養殖に取り組んできたノコギリガザミ通称どてきりが、きのう(7日)、市内の池から引き揚げられ、料理して、関係者に振る舞われました。
引き揚げられたどてきりです。瀬戸内海で今ではほとんど水揚げされなくなったことから幻のカニと言われています。市内の商工関係者などでつくる玉野を元気にするぞ株式会社と玉野商工会議所、それに岡山理科大学が、海水を入れた特殊な池で共同の養殖実験を行っていて、250グラム前後を中心に76匹を引き揚げました。試食会は、獲れたてのどてきりの味を確かめてもらおうと企画され、市内の関係者およそ30人を招きました。どてきりは甘味や歯ごたえが人気で、中華料理やタイ料理の高級食材として重宝されています。およそ60年前には、児島湾や胸上でも数多く水揚げされていて、地元の商工関係者などは、どてきりの復活を目指して4年前から養殖実験に取り組んでいます。今後は、養殖実験を続け、玉野産どてきりの商品化を図っていく計画です。




