KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

倉敷市帯高に道場を構える古武道の『日新館』が阿智神社で奉納演武を行い、道場生たちが伝統文化の古武道を披露しました。この中には今年の６月から日新館が開いている『伝統文化子ども教室』の生徒もいて、練習の成果を初めて発表しました。

日新館では、日本最古の古武道『竹内流』の流れをくむ『竹内流備中伝』を基本に週に１度稽古に励んでいます。奉納演武会は毎年、春と秋に開かれていて、阿智神社への奉納とあわせて日頃の活動の成果を地域住民へ披露する場となっています。日新館で稽古を重ねる５歳から１６歳までの道場生が中心となり、柔術を基本とした『柔術小乱』や棒術を連続で繰り出す『真棒術連打』などを披露しました。日新館では、今年の春から文化庁の助成を受け、市内の小学生を対象に『伝統文化子ども教室』を開き古武道を指導しています。教室に参加している子どもたちにとっては今回が初めての発表の場。初めは棒を振ることすらままならなかった子どもたちが、月に１回のペースで稽古を重ね、この日は迫力ある棒術を披露しました。