倉敷市は、自殺や虐待被害などの防止施策を全庁的に協議する「『生きる支援』推進本部」を設置しました。
「『生きる支援』推進本部」は、自殺、虐待、ドメスティック・バイオレンス、いじめなどの課題について、トップダウンで対策を推進するため、設置されました。メンバーは、伊東香織市長を本部長に、副市長と局長級職員の21人で構成します。倉敷市では、自殺者数が、6年連続で80人を超える状況です。複合的な要因が重なり自殺に至るケースが多いことから、保健所など一つの部署だけで総合的な対応をするのが困難な状況です。会議設置により、各種取り組みの情報共有、研修会などを通じた職員の意識啓発を行い、全庁的な対応を迅速に図ることが期待できます。また「広報くらしき」10月号に特集を掲載。悩みに応じた相談窓口を紹介するポータルサイトの構築を行い、市民向けの施策も強化します。推進本部では、年内にももう一度会議を開き、個別のテーマに沿った支援策を模索していきます。




