12年前、玉野市の田井幼稚園を後にした卒業生たちが、久しぶりに顔を合わせ卒業の記念で幼稚園に埋めたタイムカプセルを掘り出しました。
5歳だった頃から大きく成長し、いまや17歳となった青年たちは当時の思い出をどんな気持ちで見つめたのでしょうか?
田井幼稚園の園庭には12年前の4歳児・5歳児とその保護者、そして当時の園長などおよそ60人が集まりました。タイムカプセルを埋めたのは職員室の裏の植え込み。しばらくシャベルで地面を掘ると…
中には幼かった頃の思い出が当時のままの状態で保存されていました。
タイムカプセルは当時のPTA役員の発案で埋められました。12年経ち、高校を卒業して地元を離れたり、進路がバラバラになる前の高校最後の夏に開封することにしました。当時の園長の三宅みい子さん。大きく成長した教え子の姿に目を細めていました。平成12年度の卒業生は2年間保育の最後の年の卒業生で、それ以降は田井幼稚園でも3歳~5歳の3年保育がスタート。幼稚園も大きく様変わりしました。教室では当時のビデオを見たりして集まった人々は12年前の幼かった日々を思い浮かべ、少し照れながら思い出話に花を咲かせていました。
タイムカプセルの中にはこんなものも入っていました。卒業式で歌う歌の練習を録音したカセットテープ。あどけない歌声は12年前の記憶を鮮やかに甦らせました。




