夏恒例の夜市が、県内各地で開かれています。商店街の衰退とともに、年々、こうした風物詩が廃れていく中、より多くの人に足を運んでもらおうと、様々な工夫が凝らされています。
倉敷駅前商店街です。七夕の夜から毎週土曜日の夜、昔懐かしい夜市が開かれています。多くの店が、営業時間をよる9時まで延長、多くの家族連れで賑わいます。
訪れた人はー
「昭和の雰囲気が漂っていて、子供たちも喜んでいる」
「こういうのは大事、倉敷・岡山でも残ってほしい」
しかし、トレンドが変化しているのも事実です。去年オープンした大型商業施設の影響で、美観地区周辺で人出が増えたものの、駅前商店街では、衰退が懸念されています。
倉敷商店街振興連盟片山龍人 副会長
「商振連でもいろんな企画を出して話し合っているんですが、やはり沢山の人に駅北から来ていただきたいので共同でのイベントというのを考えている・・」
そんな中、商店街が地元ソフトウェア会社「ピープルソフトウェア」と共同で取り組んでいるのが、携帯電話やスマートフォンを使った電子スタンプラリーです。
このスタンプラリーは、駅前商店街周辺で参加出来ます。店の前で、サイトにアクセスすると、スタンプやクーポンを獲得出来ます。毎週土曜日には、かき氷引換券やダーツ引換券など土曜夜市の催しで使えるクーポン券も当たります。
訪れた人はー
「いいと思います。携帯はみんな持っているし、紙だと無くしちゃいますし・・」
「いいと思いますけど、宣伝が足りない。まったく知らない、きょう始めて知った」
倉敷商店街振興連盟片山龍人 副会長
「まずは個々の店が魅力を出して元気を出してやらなきゃいけない、同時に、みなさんが喜んでいただける何か商店街でしかできない企画アイデアを出して頑張っていきたい」
このスタンプラリーに参加している店舗は、現在、およそ50店。課題もある中、商店街に人を呼び戻す取り組みは始まったばかりです。




