倉敷市水島を流れる八間川で、水辺の生き物に触れて川の環境保全について考えようと、生き物調査が行われました。調査を始めた13年前と比べると川の環境は確実に改善していました。
この調査は水島地区を中心とした環境再生活動に取り組む『みずしま財団』が1999年から年に数回、実施しているものです。今回は、親子連れなど30人が参加しました。参加者は川に入ると、水草の中へ網を忍ばせ、生き物を捕まえていきました。この日はメダカをはじめ、タナゴやザリガニなどを見つけることができました。八間川は工業排水や農業排水を流すために昭和30年ごろにコンクリートで整備されました。調査のはじまったころは排水によって川底にヘドロが溜まり生き物が住むには良い環境とは言えませんでしたが、下水道の普及や地域住民による清掃活動によって水質も少しずつ改善しています。さらに、去年の8月に調査を実施した時は空き缶などのゴミが次々と上がっていましたが、今回はほとんど見つかりませんでした。調査を始めた1999年には10種類ほどの生き物しか見つかりませんでしたが、この日は、28種類の生き物を見つけました。
みずしま財団では8月にも八間川で生き物調査を実施します。




