備中県民局管内のくだもの王国倉敷・井笠地域推進隊」は、25日、総社市福谷でシャインマスカットの栽培推進と品質向上のための研修会を開きました。
研修会は、総社市福谷の仮谷昌典さんの無加温ハウスで行われ、倉敷・総社・井原市の生産者の代表や関係機関の職員約30人が参加しました。「シャインマスカット」は、マスカット・オブ・アレキサンドリアよりも芳醇な香りで甘みが強く種無しで皮ごと食べられる新しい品種のブドウです。今年から、白桃・マスカット・ピオーネに続く、岡山の次世代フルーツの一つとして生産拡大を図っているところです。研修会では、5年前にシャインマスカットの苗木10本を植え、去年から出荷を始めた仮谷昌典さんから栽培方法について聞いたほか、倉敷農業普及指導センターの指導員から栽培管理について説明を受けました。参加者は、実際に花の穂が出て2か月が経過したシャインマスカットの房を見ながら粒の間引きやふっくらと円すい形をした房づくりの基本技術などを学びました。なお、次回の栽培技術研修会は収穫期の9月の開催で、実際に試食して品質の確認を行う予定です。




