高梁川の湛井堰近くにある総社市の井神社で水の恵みに感謝し、五穀豊穣を祈願する恒例の初堰祭が営まれました。
初堰祭は、今から830年前平安時代末期、高梁川に堰(せき)を築き、農業用水路を整備した平家の武将妹尾兼康の遺徳をしのぶものです。毎年6月1日に行い、豊かな水の恵みに感謝して、高梁川から取水を始め五穀豊穣を祈ります。今年の初堰祭には、湛井12カ郷用水組合管理者の片岡聡一総社市長をはじめ関係者約30人が出席しました。祝詞奏上のあと参拝者は、神前に玉串をささげ、五穀豊穣、家内安全を祈願しました。湛井から児島湖に至る延長18キロの湛井12カ郷用水は、総社、倉敷、岡山の3市16地区約5千ヘクタールの田畑を潤す
西日本有数の灌漑用水です。なお、1日から14日までの取水量は、毎秒3トンですが、田植えのピークとなる15日から24日までは、毎秒12トンに増やされます。




