今年最大の天文ショー「金環日食」が起こり、国内の広い範囲で 見ることができました。そんな中、倉敷市立南中学校では生徒たちが観測会を行いました。
倉敷市立南中学校では2年生およそ400人が朝早くから運動場に集まり、観察会を行いました。南中学校では今年の4月から講師を招いての講義や倉敷科学センターでのプラネタリウム学習を通して金環日食について学んできました。金環日食とは太陽の中に月がすっぽりと被り、月の周りで太陽の光がリング状に輝く非常に珍しい現象です。岡山県では午前7時28分が最も日食部分の大きい時間帯。時間になると生徒たちは各自で作った観察めがねを通してその様子に見入っていました。日食観察ではその様子を見る以外にも面白い観察方法があります。木漏れ日が太陽の形になる「ピンホール現象」です。日食部分が大きくなるにつれ、このピンホールも三日月形になっていきました。岡山県では残念ながら月と太陽が完全には重ならない部分日食となりましたが、大規模な日食が観測できました。




