洋画家児島虎次郎の旧アトリエ『無為村荘』で今年3月から制作活動を続けている画家の上田暁子さんが、その様子を公開しました。
制作活動を行っているのは、長野県在住の画家上田暁子さんです。全国規模の展覧会で活躍するなど注目を集める若手作家の一人です。上田さんが手がけている作品のテーマは、『終わらない物語』。生命力や時の流れを感じさせる200号の大作をはじめ、およそ10点の絵画作品を組み合わせて、大原美術館の一室の空間を演出する作品です。上田さんが制作活動を続けている無為村荘は、大原美術館の礎を築いた児島虎次郎が大作を描くのに拠点としていたアトリエです。大原美術館では、このアトリエを活用し、若手作家の支援を行おうと、2005年から若手作家の滞在制作事業を手がけています。上田さんは、無為村荘の庭に咲いていた椿の花をモチーフにするなど無為村荘の環境で感じたことも作品に取り入れています。完成した作品は、6月19日から大原美術館で公開されます。




