玉野市宇野の玉野魚市場で、26日、保育園児によるキジハタの稚魚の放流が行われました。
瀬戸内海では、アコウという名で知られるキジハタは、初夏に旬を迎える高級魚です。玉野栽培漁業センターで、去年7月に孵化して、10センチ前後に育ったキジハタの稚魚約200匹を築港ちどり保育園の5歳児45人が次々と放流しました。園児たちは、宇高国道フェリー乗り場近くに設けられた放流滑り台から「大きくなってね」と祈りながら小さなバケツに分けてもらったキジハタの稚魚を放していきました。稚魚の放流は、子どもたちに魚を好きになって魚にもっと親しんでもらおうと、玉野魚市場が玉野栽培漁業センターと協力して行っている恒例行事です。稚魚の放流に先立って、魚市場に用意された魚のタッチングプールでは、園児たちが活きた魚に触れながら遊びました。タイに、メバル、カワハギ、アナゴ、ゲタなど10種類の魚が泳ぐプールを子どもたちが囲み、魚に触れるたびに歓声をあげて楽しいひと時を過ごしていました。




