玉野市地域公共交通会議が開かれ、7月からの試験運行開始を目指す新交通システムの計画案が、正式に了承されました。
今年度3回目の会議には24人が出席。最初に、2月に開かれた市民説明会の結果報告がありました。15会場で506人が出席した説明会では、玉野市内を4エリアに分けて運行する予約制乗合タクシーの利用方法について質問が集中。両のバリアフリー化や、タクシー割引券を配布する提案、高齢者に対する細やかな説明を求める声もあったということです。また、市民の要望を受け、乗合タクシーの停留所を5カ所新設、7カ所を移転することも示されました。「シーバス」の路線を再編して運行するコミュニティバスは、両備ホールディングスが運行。乗合タクシーは、旭自動車など3社に運行を委託することも了承されました。出席した委員からは、電話予約のシステムや、想定以上の乗客があった場合の積み残しについて、懸念の声も出されました。また、コミュニティバスのラッピング変更についての検討や、乗り場の環境整備についても、要望がありました。今後は、7月1日からの試験運行開始に向け、運輸局への手続きなどの準備を進めるということです。




