毎年夏に倉敷とオーストリア・ウィーンの現代アート作家の合同作品展を開催している倉敷市酒津の造形作家原田 杜子史さんとウィーンの現代アート作家エヴァ・ヴェルデニッヒさんの二人展が倉敷市立美術館で開かれています。
会場には、原田さんとエヴァさんの作品あわせておよそ300点が並んでいます。原田さんは、瀬戸内の多島美と棚田、そしてその水田に住むタガメやホタルをイメージさせる乾漆作品を展示。漆本来の素材感を伝えようとあえて磨き上げず、作品のイメージとともにどこか懐かしさを感じられるように仕上げています。エヴァさんは、セラミック作品と備中和紙を組み合わせた作品を展示。原田さんから譲り受けた日本の古書や漆を使って仕上げた作品は、一見無機質に見える中にぬくもりが感じられます。原田さんとエヴァさんの二人展は、4日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。




