倉敷市は、平成24年度の当初予算案を発表しました。一般会計の当初予算額は、前年度を3.8%減額した1616億1300万円で今年4月の市長選挙を控え継続事業などを中心とした骨格予算編成となっています。
新年度当初予算案は、一般会計は、1616億1300万円で前年度よりも63億円の減額となっています。歳入では、市税収入が、2年連続で増額を見込んでいます。法人分が企業の業績低迷で落ち込むものの、給与所得の増加や税制改正の影響で個人分が35億円の増額となり、全体でも、前年度を1億5千万円上回る見込みです。前年度、30億円取り崩した財政調整基金ですが、補正予算での財源を確保するため当初予算では取り崩しをしていません。歳出については、防災対策事業として小中学校の校舎耐震化事業費や見直しをしている津波ハザードマップなどの作成経費を計上しています。また、駅周辺土地区画整理などの中心市街地活性化事業費や平成27年度の完成を目指す高梁川新架橋建設事業費など将来を見据えた都市基盤整備事業も継続しています。新規事業としては、経済的に困窮している父子家庭に対する貸付制度を県内では初めて創設します。新年度当初予算案は、今月21日に開会する倉敷市議会2月定例会に上程されます。




