倉敷市内で野球少年たちを対象にした怪我を予防するストレッチやトレーニングについての講習会が4日、開かれました。
会場には県内の少年野球チームを中心に小学生から高校生までおよそ80人が参加しました。この講習会は野球についての正しい知識を身につけて怪我なくプレーしてもらおうとスポーツ選手たちの怪我の治療に長年携わってきた県内のスポーツドクターたちが中心となって行っています。まず行ったのはメディカルチェックです。これは去年の講習会から取り入れていて、トレーナーの検診と超音波機器を用いて参加者の体の状態を確認します。普段から野球をやっている選手たちも投げるフォームが悪かったり練習後のケアを怠っていると腕や肩に負担が掛かり、痛みでボールが投げられなくなることもあります。参加者の中には実際にヒジを痛めた経験のある選手もいます。その傷が治っているのか、また現在は怪我の兆候が無いかなどを入念にチェックしていきました。メディカルチェックの後にはストレッチや、体に負担の掛からない練習法についての実技講習がありました。下半身のストレッチでは普段選手たちが練習前に行っているウォーミングアップよりも入念に行います。体の硬い選手たちも多くいて、トレーナーの実技指導に苦戦していました。他にもひじの怪我を予防するストレッチや負担の掛かりにくい走り込み指導などがあり、参加者たちはいつもと一味違った練習法で怪我をしない体づくりについて学んでいました。




