水島工業高校の文化部や同好会が制作した作品を展示する「水工創作展」が、美観地区の倉敷物語館で開かれました。会場には、技術の高い作品が並び、関心を呼んでいました。
水島工業の生徒達が文化部や同好会での活動の成果を見てもらおうと、毎年開いている、「水工創作展」は今年で33回目です。倉敷物語館には14の部と同好会がそれぞれに作品の展示を行っています。陶芸部は、ひな祭りを前に備前焼の雛人形を作りました。去年の暮れから制作を始め、細部にまでこだわった作品を披露しています。竹細工同好会は竹を使って虫たちのオーケストラなど技術の高い作品を展示しました。写真部は、高さ1・8メートル幅1・5メートルと、大きく引き伸ばした美観地区の写真を展示したほか工夫を凝らした作品も作りました。化学部は化学実験の体験コーナーを開きました。見学の人は、うめぼしやレモン、お茶などが酸性かアルカリかなど、実験を楽しんでいました。訪れた人の目を引き付けていたのが建築研究部が2年かけて制作した作品です。大正時代に建てられ、今は取り壊された岡山県勝央町の勝間田高校の校友会館の模型です。勝間田高校の創立110周年を記念して制作しました。屋根や窓はヒノキを使って一枚一枚丁寧に作られています。訪れた人は水工生のレベルの高い作品に見入っていました。




