倉敷市児島の国指定重要文化財旧野崎家住宅で、恒例のお雛様展が31日から始まりました。
「野崎家のお雛様展」は、旧野崎家住宅に伝わる雛人形や雛道具を蔵を改装した展示館で公開するものです。野崎家のお雛様として有名なものは、3代目当主野崎武吉郎が、岡山八代目藩主池田慶政に資金援助したお礼として明治5年に贈られた享保雛です。また、京都の名工 大木平蔵が手がけた変わり雛の明治天皇雛や武吉郎が貴族員議員に就任した明治23年の頃の古今雛や倉敷地方に伝わる見栄っ張り雛など野崎家所蔵のお雛様がずらり並んでいます。豪華な雛人形の一方で、幕府の制作禁止令の反動で生まれた10センチに満たない小さな芥子雛や立雛など貴重なものが展示されています。野崎家のお雛様展は、4月1日(日)まで開かれています。なお、期間中の今月25日から3月11日までは、別邸たい暇堂でおひな同窓会も開かれる予定です。




