和紙を使ったちぎり絵の巡回展が、倉敷市立美術館で開かれています。
このちぎり絵「和展」は、日本ちぎり絵協会による2年に一度の巡回展です。会場には全国220点の応募の中から選ばれた入賞作品など67点が展示されています。作品は風景画が多く目立ち、どれも和紙に染め出された色を生かして表現しています。最優秀賞の文部科学大臣賞に選ばれた浅口市の森祥子さんの作品は自宅付近を散歩中、目に入った風景をスケッチして絵にしました。道端にしっとりと咲く青いツユ草が描かれています。また、えのころ草は和紙の繊維の毛羽を生かして草花の立体感を出しています。訪れた人は、作品の近くで熱心に見入っていました。「和展」倉敷巡回展は13日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。




