さて、きょうは空を見上げた方も多いのではないでしょうか?日本国内では46年ぶりとなる皆既日食。岡山でも8割以上が欠ける部分日食となり、各地の観測会に大勢の人が訪れました。
このうち、倉敷科学センターには家族連れや小学生らおよそ1600人が訪れ、大変賑わいました。科学センターではこれまでに部分日食を楽しみにしている人のために説明会を開いたり、観測用フィルターを1万枚以上配布したほか、きょうは望遠鏡と双眼鏡も用意し、天文ショーに備えました。訪れた人はそれぞれが工夫を凝らして作った観測用のグッズなどを手に待ちわびていました。
また倉敷芸術科学大学では、県内3大学などが連携して行う小中学生向けの科学授業の一環として観察会が開かれ、およそ50人が集まりました。
一方、倉敷市中央の倉敷天文台では、午前9時半から観察会が開かれ、小学生や保育園児をはじめ家族連れなどおよそ60人が参加しました。日食グラスを使ったり小型望遠鏡で太陽を投影したりして太陽の形が欠けていく様子を観察したほか、日食に伴う、気温や湿度の変化なども観察しました。
きょうはあいにくの曇り空となり、会場では観測をあきらめ、皆既日食が見られる中国や国内の観測ポイントなどを結んだネットワーク映像に多くの人が群がりました。しかし、10時35分、岡山で最も大きく欠ける11時2分を前に突如、雲の切れ間から太陽が顔を出し、会場は沸きました。
倉敷市内の中学校でも、部活動の練習の手を休めて、しばし世紀の天文ショーに見とれていました。
倉敷芸術科学大学の会場では、木漏れ日に欠けている太陽が映し出されている様子を観察したり、小さな穴の開いた紙などを使って三日月のように映し出される太陽を見て歓声をあげていました。
きょうは国内で皆既日食が観測できるポイントのうち、鹿児島県トカラ列島などはあいにくの雨でしたが、東京都の硫黄島では晴天となり、各地の科学館などに配信されたライブ映像を多くの人が楽しみました。
次回は2012年5月に東京や太平洋側などで金環日食が観測できます。
倉敷科学センター 学芸員 三島和久さん
「2012年は岡山では90%欠ける。今回より見ごたえある」




