高齢者を対象に加齢と運転の関係を考える交通安全教室が、倉敷市児島で開かれました。
会場には下津井電鉄の大型バスと体験型講習ができる車おかやまふれ愛号が
用意されました。参加したのは児島老人クラブ連合会と児島交通安全母の会のメンバーあわせて52人です。ふれあい号の中では参加者たちが安全運転に必要な視野の広さや反射神経を測る機械に挑戦しました。反射神経を測る機械には丸いボタンがいくつも付いていて、光ったボタンを押すというものです。最初は順調に押せていましたがボタンの光るペースが徐々に速くなると押し遅れが目立ちました。計測結果を見て、反射神経の低下を実感している人もいました。続いて参加者は免許証を返納すると岡山県警から発行される愛カードの使い方の説明を受けました。愛カードは免許証を自主返納した高齢者に渡されるカードです。高齢者に免許証の自主返納を促そうと平成21年11月から岡山県が独自に始めた取り組みです。このカードを使うと県内ほぼ全ての路線バスで運賃が半額になります。交通安全教室を開催した児島警察署と児島交通安全協会は今日の体験を今後の免許証返納の時の参考にして欲しいと話していました。




