外来種の大型カメムシが、8月以降、倉敷や岡山の市街地で大量に見つかっています。
キマダラカメムシです。成虫は体長2㎝程で刺激を加えると、強い悪臭を放ちます。ポプラやクスノキなどの街路樹に生息していて、倉敷市立自然史博物館の周辺の木々を5分程度歩いただけで、十数匹の成虫や幼虫を確認しました。このカメムシは中国原産で、岡山県内では、2003年に確認されています。倉敷市立自然史博物館によると、今年8月以降、倉敷や岡山の市街地を中心に多くの目撃情報が寄せられています。このカメムシ、果樹への被害や室内へ侵入し、悪臭を放つ可能性もあります。このカメムシの今後の動向については、今のところ、予測が立たないということです。倉敷市立自然史博物館では、キマダラカメムシの生態について理解を深めてもらおうと、今年いっぱい、標本の展示を行っています。




