南極から持ち帰った氷が総社市立総社小学校に届けられ、児童たちはロマン溢れる氷に目を輝かせていました。
氷は南極で海洋観測をする自衛隊が持ち帰ったものです。南極の氷は、降り積もった雪が圧縮されてできたもので、空気が閉じ込められた状態で固まるため、白色の氷になります。実はその閉じ込められた空気は1万年から10万年前のものだということです。児童たちは、実際に氷に触れたり、耳を近づけるなどして氷の感触や溶け出すときに聞こえる音を楽しんでいました。会場には、南極観測船「しらせ」の飛行士として平成22年11月から今年4月まで南極観測の任務にあたった卜部信次3等海佐が訪れ、自衛隊の南極での活動について説明しました。南極観測は地球環境の変化を察知するために必要な調査で、国際貢献につながるということです。会場では5・6年生275人が卜部さんの話に熱心に耳を傾け、たくさんの質問をぶつけていました。




