台風12号による土砂崩れで校舎などが被害を受けた倉敷市立郷内小学校で、きょう8日から授業が再開しました。
郷内小学校の全校児童は、458人。6日ぶりに元気な姿を見せました。学校は、今月3日の台風12号の豪雨で校舎の裏山の土砂が崩れ、一部の教室に土砂が流れました。地元の人たちの協力で、復旧作業が行われ、当面の安全性が確保できたことなどから、授業を再開しました。伊達三代子校長は、全校朝礼の中で、今回の災害に触れ、「このような時こそ知恵を出し合って、協力し合って、仲良くできるチャンスです。今まで以上に素晴らしい
郷内小学校にしていきましょう」と子どもたちに語りかけました。2年生以外の5つの学年は、三棟ある校舎のうち、被害の無かった一棟の校舎で授業を行います。2年生の3クラス85人は、歩いて10分ほどの郷内中学校の教室を借りて、当面、学校生活を送ります。倉敷市教育委員会などによると、現在、土砂崩れの復旧工事と並行して、運動場への2階建てのプレハブ校舎建設へ向けて、準備を進めています。




