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郷土館の美術館計画白紙

総社市が旧吉備路郷土館を美術館に改修する計画について総社市議会は、きのう(5日)の本会議で「白紙に戻す」ことを可決しました。

本会議では、総務文教委員会が「白紙に戻すべき」との報告書を提出しました。これに対し、美術館構想の白紙撤回に反対する議員からは「十分な議論もないままに結論を出すのは早すぎる」といった意見や、「このチャンスに美術館を建設しなければ将来建設できる見通しがたたない」という意見が出ました。美術館整備を巡っては県から7100万円の補助を受けたとしても市側の負担は2億円にのぼり、維持費も年間1600万円になると試算されています。総務文教委員会は「2億円の持ち出しをしてまで優先させて取り組む事業ではない」ことや、アクセスが不便で、十分な集客が見込めない、ことなどを理由に白紙へ戻すとしており、本会議の採決で、賛成多数で可決されました。旧吉備路郷土館は県の財政立て直しを受け、県が市へ譲渡を打診した建物で、総社市は当初、県の全額負担の中で、美術館整備を計画していました。県と総社市の話し合いの中で、県は7100万円以上の補助はできない方針を打ち出しており今後、総社市は方向転換を余儀なくされることになります。総務文教委員会の報告書では2億円を負担せずに美術館を整備できるなら美術館建設そのものに反対するわけではないと、今後に含みを持たせていました。

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  • 放送日:2011/09/06(火)
  • 担当者:小松原透
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