玉野みなと芸術フェスタ』が、きのう、3日開幕し、玉野市の宇野港をメイン会場に、およそ3ヵ月間、様々なアートイベントが開かれます。
玉野みなと芸術フェスタは、アートの力で地域活性化を図る恒例のイベント。今年は、「人と地域のきずな」をテーマに玉野市内のほか、高松市の商店街も会場にするなど広範囲で開かれます。目玉イベントは、『南北楽観主義 ‐せとうち‐』と題した作品展。玉野市と高松市の作家7人が、相互の町を会場に作品を展示し、交流を深める取り組みです。玉野市内の3会場のうち、玉野市築港にあるアートの拠点施設・駅東創庫では、高松市の女性作家2人が、絵画や造形作品を展示しています。このうち、美術家の凡土さんは自身の姿をキャンバスに描いていて、心の中にある不安な気持ちを表現しています。一方、美術家の千葉 尚美さんは、自身の体を題材にしていて、ネガティブな感覚を作品に込めています。二人は、作品を通して、人間の弱さを見てもらうことで、共感してくれた方が、逆に前向きな気持ちになってくれれば、と話していました。玉野みなと芸術フェスタは、11月までで、山田・東児地区の歴史的人物の遺構を巡る『東街道ラリー』など多彩な催しが、企画されています。




