アートの力で地域活性化を図る恒例のイベント『玉野みなと芸術フェスタ』が、あさって(3日)開幕します。今年は玉野市内のほか、高松市の商店街も会場にするなど広範囲で開かれます。
玉野市築港にあるアートの拠点施設『駅東創庫』では、市内在住の芸術作家が、今年の目玉イベントに出展する作品の仕上げ作業を行っています。今年の目玉イベントは、『南北楽観主義‐せとうち‐』と題した作品展。玉野市と高松市の作家7人が、相互に作品を展示し、交流を深める取り組みです。玉野市内では、駅東創庫をはじめ3ヵ所に今月3日から11日までアート作品が展示されます。玉野みなと芸術フェスタは、玉野市内の作家や市民でつくる実行委員会が、2003年から宇野港などを会場に開かれています。今年のテーマは、『人と地域をつなぐ』です。今月3日に開幕し、11月まで宇野港周辺をメイン会場に、山田・東児地区などで開きます。玉野と高松の作家による交流企画展のほか、山田・東児地区の歴史的人物の遺構を巡る『東街道ラリー』や住民参加による狂言の発表、旧味野専売局山田出張所などが国の有形文化財に指定されたことを記念して開くシンポジウムなど多彩な催しが、企画されています。




