年齢・性別・能力などに関係なく、全ての人に安全・安心で利用しやすいデザイン=「ユニバーサルデザイン」を広く知ってもらおうという研修会が、倉敷市の備中県民局で開かれました。
この研修会は、安全・安心なユニバーサルデザイン社会づくりを進めようと、備中県民局が企画しました。研修会には県や市の職員、それにNPO法人職員など、およそ70人が参加。講師にNPO法人まちづくり推進機構岡山理事の徳田恭子さんを招き、ユニバーサルデザインの講義を受けました。県内の高齢化率は25・1%と、全国平均の23・1%を上回っています。このような状況の中、高齢者や障がい者に優しい、ユニバーサルデザインの推進は、県内でも取り組みを求める声が大きくなっています。徳田さんは多目的トイレや床の低い路面電車などを積極的に、整備していかなければならないと説きました。研修会では身近にあるユニバーサルデザインの日用品70点も展示され、参加者はユニバーサルデザインの使い勝手の良さを確かめていました。




