玉野市議会の全員協議会が15日に開かれ、中心市街地活性化基本計画についての報告が行われました。
中心市街地活性化基本計画は宇野港を中心にした70ヘクタールの活性化策を具体的に盛り込んだもので行政と民間が協働で作りました。全員協議会では計画の素案が説明され、「人が集い交流する瀬戸内の港町」の基本コンセプトや、「食と商業による賑わい」といった基本方針が報告されました。玉野市の黒田晋市長は「この計画を起爆剤にして活性化にむけて積極的に取り組みたい」と挨拶しました。計画には基本方針に沿った70近い事業が盛り込まれており、中でも旧スペイン村用地に建設される瀬戸内温泉の温浴施設と隣接するホテルが目玉事業です。20年近く放置されてきた宇野駅東側の土地が活用されるとして期待が高まっています。一方、出席した議員からは「将来的な財政見通しは大丈夫なのか」や「中心市街地以外の地域の発展はどうなるのか」といった意見や質問が相次ぎました。玉野市は9月にもこの計画を内閣府へ申請し11月中の認定を目指しています。玉野市では東日本大震災の復旧のため国の計画認定の遅れや、認定不可も視野に入れていますがそうなった場合、玉野市独自に計画を作り直すことも踏まえて活性化を進めていくとしています。




