総社市の きびじつるの里で先月誕生したタンチョウの名前が「ココロ」に決まりました。
ココロは6月29日、父親・ロード、母親・キビノの4羽目のヒナとして自然ふ化で誕生しました。それから半月、当初体長15センチ、体重150グラムだったココロは、現在、体長50センチ、体重800グラムと大きく成長しています。タンチョウの名前は、吉備タンチョウの会や総社市などでつくる名称選定委員会が、市内の中学生以下から募った329点の中から選ばれました。応募では「ユメ」「ゲンキ」「キズナ」といった名前が多数寄せられましたが、今年は東日本大震災が発生し、改めて人と人との「心」のつながりが大切と認識させられたことから「ココロ」に決定しました。きびじつるの里によると3年連続でヒナが誕生し、週末を中心に家族連れやアマチュアカメラマンがヒナを一目見ようと大勢訪れているということです。ヒナが誕生した年は梅雨時期の閑散期も賑わい、例年よりも1万人多い年間5万人の来客数となるそうです。なお、タンチョウの命名式は今月25日に行われ、「ココロ」を提案した4人に記念品が贈られます。




