老朽化している玉野市の市民会館や図書館など、公共施設の今後の施設整備について話し合う会議が開かれました。
この会議は玉野市で永年の懸案事項になっている公共施設の整備について市民目線の意見を聞くため、学識経験者や公募による市民など14人で組織された委員会です。きょうは、これまでに出た意見を踏まえ、ホールや図書館機能を持つ「複合型市民ホール」を造る前提で、基本構想の素案について議論を進めていくことになりました。会議では基本構想に盛り込む施設の規模や場所について委員が意見交換し、「大人数収容のホールではなく身の丈にあった施設にすべき」といった意見や、「中途半端なものを造っても無駄になるのでは」といった意見が出されました。基本構想の素案は、9月中ごろまでにまとめ、再度、委員会で意見集約をする予定です。一方で、玉野市は市民会館の改修や建て替えについて具体的な方針を示しておらず、委員会のメンバーや「広報たまの」を見て寄せられたパブリックコメントからは、「あたかも建設が決まったかのような印象を市民に与え、誤解をうむのでは」といった意見や、「予算規模も何も無い状態で議論のしようがない」という意見も聞かれました。




