水島海上保安部などは海水浴シーズンに備え、水上バイクを使った人命救助講習会を開きました。
講習会は小型船舶の海難事故や遊泳者の事故に備えるため毎年開いています。今年も水島海上保安部と玉島消防署の職員、岡山県水難救済会に所属する地元のレスキューボランティアおよそ20人が参加しました。日本海洋技術専門学校の中田善方さんを講師に迎え、水上バイクに救助用の板「レスキュースレッド」をつけて実践訓練を行いました。迅速な救助を意識しながらも水上バイクは低速でコントロールすること、救助者に手の届くところまで近づくことなど、救助に必要な知識や技術を習得していました。受講者は緊急時を想定して救助者に近づく訓練を展開していました。実際に海水浴場で事故があった場合、水島海上保安部からの救助には30分以上かかるのに対し、海水浴場周辺のレスキュー施設からなら5分程度で救助に当たることできるので、地元のレスキューボランティアではきょうの訓練を活かして万が一に備えます。




