春の院展倉敷展が倉敷市立美術館で始まりました。
会場には日本美術院の作家や今回の入選作品など130点が展示されました。院展は 明治時代に伝統美術の保護と発展に尽くした岡倉天心が創設した日本美術院が開くもので、春は66回となります。日本美術院の最上級会員にあたる同人からは33点が出展されました。どの作品も日本人の心に訴える光景や空間などが表現され、訪れた人をうならせていました。今回の入選作品は96点で、地元岡山県出身者の入選は4人となりました。このうち、倉敷芸術科学大学の教授、井出康人さんの作品「花と」は画面いっぱいに花をちりばめ、微笑む女性を置いて、優しい雰囲気に仕上がっています。初日となったきょうは院展同人作家による解説が行われるなどし、多くのファンが訪れていました。春の院展は 7月10日まで倉敷市立美術館で開かれています。




