大量の油が瀬戸内海に漏れ出る事故に備える災害対策協議会が、玉野市の産業振興ビルで開かれました。
岡山県東部大量排出油等災害対策協議会には、玉野市や岡山市など県東部の海域に面した海事・漁業関係者や企業、国や県、市など76機関から代表者およそ30人が、出席しました。協議会会長で、玉野海上保安部の今井純一郎部長は、「災害時の被害を最小限に抑えるには、少しでも早く、できる限りの勢力を投入することが大切」と出席者に連携強化への理解を求めました。引き続き、今年度の事業計画が、話し合われました。今年度は、関係自治体が実施する防災訓練に合わせて、油の流出事故に対処する訓練も行い、各機関の連携強化を図ることを申し合わせました。県東部の海域では、平成18年に香川県の豊島沖でタンカーと貨物船が衝突し、50㌔㍑の重油が漏れ出す事故が、発生しています。また、玉野海上保安部管内では、去年、少量の油が漏れる事故が、4件発生しています。




