倉敷市は、6月としては12年ぶりの減額となる補正予算案を発表しました。
6月の補正予算案は、一般会計で6億3,200万円の減額、合計では、1,673億1,400万円となり、前の年度の同時期に比べ2.3%多くなっています。一般会計の6月補正予算案の減額は、平成11年以来、12年ぶりとなります。減額の主な要因は、子ども手当の支給額が、3歳未満に対する上積み分がなくなったことや東日本大震災により、国の補助を受けて行う道路整備や土地区画整理などの公共事業が国から保留されたことによるものです。主な事業としては、東日本大震災の被災者や被災地を支援する予算1億6,120万円を計上しており、被災者支援としては倉敷市の臨時職員として雇用する経費3,473万円、新倉敷駅の南にある学生宿舎「倉敷ライフ・キャンパス」を被災者用の住宅として借上げる費用に3,150万円、また、職員を被災地へ派遣する経費として2,090万円、岩手県遠野市へのボランティアバス借上事業として759万円などとなっています。その他にも、予防接種事業で麻しん風しん予防接種を現行の対象となる中学3年と高校3年に新たに高校2年を加えることや魅力ある学校づくりの推進事業として倉敷市立連島中学校をモデル校に指定して調査研究を進める事業が盛り込まれています。倉敷市の6月補正予算案は、今月13日開会の6月定例市議会で審議されます。




