高梁川の水を下流域の田んぼなどへ送る湛井十二ヶ郷用水の水の安全や五穀豊穣を祈願する初堰祭が総社市の井神社で営まれました。
初堰祭は田んぼに水を引く田植えシーズン前の6月1日に毎年行われます。今年も用水から水を引き込む湛井十二ヶ郷用水組合の総社市から岡山市までの水の利権者30人が出席しました。祭典では井神社の角田律宮司は祝詞を読みあげ、水の安全、五穀豊穣などを願いました。湛井十二ヶ郷用水は平安時代に整備された用水です。水路の幹線は総社市から岡山市の妹尾までおよそ5000ヘクタールに張り巡らされています。田植えの時期になると高梁川の水を湛井堰から取り入れ、各地へ送ります。今年も6月15日には取水量を毎秒3トンから毎秒9トンに増やし、田植えに備えます。




