塩田王・野崎武衛門を題材にした新作狂言が、倉敷市児島の旧野崎家住宅別邸・迨暇堂で披露されました。
新作狂言は、芸術で地域おこしに取り組む、「玉野みなと芸術フェスタ」の一環で行われました。狂言では武左衛門の造った、塩田の労働者たちの日々の仕事の様子を所作として取り入れています。労働者たちが、宴会の席で武左衛門の功績を感心し合うというストーリーです。一昨年から玉野市山田地区で狂言に取り組む30代から70代の12人が熱演しました。狂言独特の言い回しや、扇子を杯に見立てて酒を酌み交わすユーモア溢れる様子に、会場は笑いや拍手に包まれていました。また、29日は新作狂言の指導にあたった、狂言師田賀屋夙生さんと京都でともに活躍する、島田洋海さんによる演目も披露されました。




