大原美術館の別館児島虎次郎記念館で「酒津の光」をテーマに児島虎次郎ARKOの画家たちと題したコレクション展が19日から開かれています。
大原美術館のコレクションテーマ展は、美術館所蔵品をテーマに沿って紹介する企画展です。33回目となる今回は、児島虎次郎が暮らした倉敷市酒津のアトリエ無為村荘で描いた児島自身の作品3点と、児島の旧アトリエを活用して若手作家を育成支援する事業「ARKО」の招へい作家たちによる作品が紹介されています。2005年からスタートしたARKОの招へい作家は、津上みゆきさん、北城貴子さん、押江千衣子さん、浅見貴子さんの4人で、酒津の風景を描いた作品6点が展示されています。樹木が織り成す陰影の濃淡やきらめく木漏れ日などをそれぞれの作家の感性と視点で捉えたものです。油彩、オイルパステル、墨など、異なる画法で表現された酒津の風景ですが、透明で少し湿り気を帯びたような酒津ならではの空気と光が感じられます。大原美術館コレクションテーマ展児島虎次郎とARKОの画家たちは、9月4日まで児島虎次郎記念館で開かれています。




