落石の危険防止のため通行止めとなっていた県道総社―賀陽線の防災工事が完了し、きょう(15日)から8年ぶりに名勝・豪渓を通る道で車両の通行が可能になりました。
県道総社ー賀陽線では平成15年3月に落石事故が発生し、防災工事のため総社市槙谷の豪渓寺付近から吉備中央町岨谷までの2.4キロメートル区間での車両の通行が全面禁止となっていました。記念式では、片岡 聡一総社市長ら4人がテープカットを行い、通行再開を祝いました。工事は、国指定の名勝・豪渓の景観を損なわないよう県が文化庁と協議を重ね、落石の危険箇所には、ワイヤーロープでの補強や特殊なモルタルを岩と岩の隙間に注入するなど総工費14億4、100万円をかけて行いました。特に秋の紅葉シーズンにはおよそ1万5000人が訪れていて、今回の通行再開で今年の観光シーズンにはさらなる観光客の増加が見込まれます。




