先日、体育の振興に功労があった人や全国大会などで好成績を収めた人に贈られる「倉敷市体育章」の受章者表彰式が、倉敷市役所で行われました。受章者の喜びの声とともに地元選手の活躍を振り返ります。
倉敷市体育章に選ばれたのは平成22年中に全国大会で優勝した選手やスポーツ振興に功労のあった29人です。まず、紹介するのは去年12月に悲願の優勝を果たした水球岡山選抜のメンバーです。3回目を迎えた15歳以下の全日本ユース水球選手権「桃太郎カップ」で初の決勝進出を果たした岡山選抜。岐阜選抜との決勝戦は残り1分を切って同点と、白熱した試合となります。過去2大会では6位入賞が最高と地元の期待に応えられず悔しい思いをしてきた岡山選抜でしたが、最後はキャプテンの亀井選手が決勝点を奪い、12対11で初の全国制覇を成し遂げました。表彰式には小学生から高校生までの地元選手が出席し、表彰状とメダルを受け取りました。優勝メンバー15人のうち12人が倉敷市出身で、地元選手が中心となっての快挙でした。このほか、全日本女子ウエイトリフティング選手権女子48kg級で栄冠に輝いた角田選手をはじめ、全国高校総体のボート、空手、ボクシングで優勝を果たした選手などが倉敷市体育章に選ばれています。なかでも倉敷高校2年の藤田健児選手は全国高校選抜、全国高校総体につづき、高校生にして全日本アマチュア選手権を制しました。また、この日の表彰式では全国大会などで優秀な成績を収めた小学生や高齢者などに贈られる「倉敷市スポーツ奨励章」の表彰も行われ、26人が表彰されました。




