高校生が自ら考えた快適な木の空間を校内に整備する岡山県の取り組みに玉野高校の案が採用され多目的ルームが完成しました。
この取り組みは岡山県が森づくり県民税を財源として進める事業で、高校生に森林保護の大切さを訴える狙いで毎年、生徒から間伐材の有効利用のアイデアを募集しています。今年度は5つの高校から案が寄せられ玉野高校の多目的ルーム整備が採択されました。完成した部屋「ゆかし」は元物理教室だった場所をリニューアルしました。県内産のヒノキやスギを使い誰もが憩えるユニバーサルデザインの空間になっています。正面の壁は玉野の風景をイメージし、イスや照明なども木にこだわりました。玉野高校は3年連続でこの事業に応募し今回初めて案が採択されました。玉野高校生徒会長の難波賢太くんは「この部屋を地域と学校をつなぐシンボルにしたい」と挨拶しました。部屋の完成を祝い、早速、筝曲部が琴の演奏を披露しました。
玉野高校では当面、地域の人々との交流の場や会合の部屋としてまた、生徒たちの教育相談部屋として活用する考えです。




