倉敷市中央の工房イクコでは、江戸時代から戦前までの「おひなさま」を集めた企画展が開かれています。
ひな祭りを前に開催された今回のおひなさま展では、工房イクコで15年来、コレクションしてきた300点あまりが展示されています。江戸時代の享保雛をはじめ宮中の雅な装束を正確に再現した有職雛、現代雛の原型に近い古今雛など明治、大正から、昭和初期までの人形が並べられ、時代の変遷で移り変わる雛人形の表情や衣装などが楽しめます。また、雛人形を引き立て、ひな祭りには無くてはならない雛道具も、タンスや長持のほかに三味線、囲碁、茶道具など珍しいものや、美しい蒔絵(まきえ)なども紹介されています。まるでお雛様の博物館を訪れたかのように雛の歴史の移り変わりを知ることができる工房イクコの「おひなさま展」は2月20日(日)まで開かれています。




